大竹研究室

Vision

 私たちの研究室は,社会基盤施設(インフラストラク チャ)の新しい「設計」の在り方を研究しています.

 「設計」の定義は様々あると思いますが,私たちは施 設の計画・調査から設計計算,施設の維持管理,自然災害の予測などを含む大きな枠組みと捉えています.

 我々設計技術者は,沢山の武器(調査方法,設計計算 方法)を持っています.そして,“決められた条件”で精緻な解を導くことを得意としています.

 しかし,自然を相手にする社会基盤施設の「設計」で は,決められないことも多く,これら不確実さの中で判断と決断が求められます.技術者が直面する本気の「設計」では,多くの予測 困難なことに出会います.

 不確実性やリスクを計量し,その種類を知る.めった に起きないことを如何に予測して,意思決定するのか.不確実さの定量化とその対処が,次の設計法の基軸になると考えています. 

 また,「設計」のリスクや不確実さを分析している と,歴史ある設計法にこめられた先人たちの素晴らしい知恵に出会います.

 温故知新.一緒に「設計」の未来を考えませんか?

○研究室に興味を持った学生さん

研究室を気軽に訪問してください.研究室の雰囲気や研究内容の話をします.自分のキャリアデザインの一部に,ぜひ私たちの研究室を考えてみてください.

○研究室に興味を持った社会人の方

一緒に次の設計を考えませんか?公官庁,民間企業の方との共同事業は大きな喜びです.共同研究,社会人大学院の制度もあります.確率・統計,地盤工学の基礎の再勉強なども大歓迎です.

Research Subject:近年の主な自主研究テーマ

(1)各種地盤構造物の信頼性設計法の開発と不確実性の寄与度分析

設計の観点からみた地盤工学の課題の抽出と設計法の改善提案

「施工品質」,「製品の品質」,「試験調査の多寡」に応じた合理的な設計体系の構築

(2)河川堤防(線状構造物)の信頼性解析法の開発

危険箇所の絞り込み,“見落とし”リスクの定量化,地盤調査の最適配置計画
信頼性解析法の体系化(設計から計測・施工観測(モニタリング)まで)

(3)偶発荷重に対する設計の在り方に関する研究(壊し方の議論へ)

土構造物の形状と弱部,不均質性への対処(詳細調査の在り方)
ロバスト性,リダンダンシー性の評価

(4)リスクに基づく異種構造物間の対策優先順位づけ.統一尺度の開発

Collaborative Research:近年の主な共同研究テーマ

① 線状地盤構造物の信頼性設計法の開発支援

強度特性・地層の空間分布(不均質性)の論理的モデル化と最適観測配置計画

② モニタリング(観測データ)を活用した信頼性評価・逆解析モデルの開発支援

土構造物沈下,構造物基礎の施工記録・載荷試験,仮設土留めの観測施工など

③ データ解析(ビックデータの有効活用)

点検データ(目視など)の高度利用・施設のリスク評価

④ 各種設計計算における安全余裕度(部分安全係数)の合理的な設定

Key Word:キーワード

地盤構造物 Geotechnical Structure, 信頼性解析 Reliability Analysis, リスクマネジメント Risk Management, 逆解析 Inverse Problem, 不均質性 Heterogeneity, Spatial variability, 信頼性設計 Reliability Based Design, 河川堤防 River Dike, Levee, 地震 Earthquake, 液状化 Liquefaction, 地震動 Earthquake Motion, 洪水 Flooding, パイピング Piping